東大一直線「験勉してる?」「親指大ね!」

「東大一直線」(小林よしのり)を最初に少年ジャンプで読んだときは「なんて下手な絵だ!」と衝撃を受けましたが、今見るとそんなひどくもないですね。

まあ、第1巻の解説で秋本治が「初めて小林よしのり氏の作品を見たとき、この絵はぜったい左手で描いているに違いない!と信じて疑いませんでした。」と書いていますが。

手塚賞落選の「ああ勉強一直線」が週刊少年ジャンプに掲載されたのが1975年(昭和50年)51号。ちなみに2号前の49号では、「マカロニほうれん荘」の鴨川つばめのデビュー作「ドラゴン危機一髪」が読み切り掲載されていたりしています。

その後、読み切りを経て、1976年(昭和51年)28号より連載開始。「サーキットの狼」「ドーベルマン刑事」「トイレット博士」が連載していた頃です。これもちなみに次の号で「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の読み切りが載ったりしています。当時、山止たつひこ。

東大一直線のギャグでは「パーペキ」や「パープリン」が有名ですが、自分が好きなのは「験勉してる?」「親指大ね!」です。(試験勉強してる? ばっちりね!の意)

週刊少年ジャンプでは1979年(昭和54年)46号まで連載。ヤングジャンプに移り「東大快進撃」とタイトルを変えて、1980年(昭和55年)7号から1981年(昭和56年)25号まで連載されました。

東大一直線

「東大快進撃」の東大受験に向けてのラストの盛り上がりは凄かった。毎週、雑誌をリアルタイムで読んでいました。

東大一直線

現役。。。(「東大一直線」の第1話ではなぜか名前が半田だったけど)

小林よしのりではあと「角栄生きる」(続きが読みたい)、「格闘お遊戯」が好きです。

東大一直線

倉庫をあさっていたら「東大一直線」「こちら葛飾区亀有公園前派出所」「すすめ!パイレーツ」(なぜジェロニモ)が表紙の1979年1号を発掘。ちょうど「キン肉マン」でゆでたまごが赤塚賞で準入選した号でした。

東大一直線

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